遊戯王ゴリラの日記

遊戯王について語ります

遊戯王 9期を振り返って

遊戯王を初めて長い月日が経ち、その中でも特に印象深かった9期環境についてうろ覚えながら書いていきたいと思います。

①9期直前の出来事

マスタールール3によりペンデュラム召喚の登場、先攻ドロー廃止、フィールド魔法はお互い貼れる(歯車街などの処理に変更有り)とルールに多少の変更が起き、また禁止改定がリミットレギュレーションに名前を変え3ヶ月おきになりました。私が使っていたSD暗黒界は先攻ドロー廃止の影響を受け崩壊しました。

環境については8期中盤から依然暴れ続けてる征竜、エンジェリーを獲得して高い安定性を得たマドルチェ、WPの力を得たAF先史遺産、征竜に強いヴェルズと言った面々がメタゲームにいたと思います。

征竜は2014/04/01のリミットレギュレーションにて四征竜全て制限という厳しい改定を受けメタの一線から退くと思われましたが…

デュエリストアドベント発売

デュエリストアドベント(以下DUEA)にはシャドール、テラナイト、竜星といったカテゴリが登場し中でもシャドールのデッキパワーは群を抜いていました。

ミドラーシュの強力な耐性と展開抑止能力に加え影依融合の対EXモンスターへのボーナス、そして優秀な下級モンスターと全てにおいて高いレベルを持っており瞬く間に8期産デッキを追い抜かしトップメタとなりました。

研究が進むにつれ同パックのセプターとスローネを採用した[光天使シャドール]やエクリプスワイバーンと開闢を採用した[カオスシャドール]など派生系も様々でした。

この辺りからセプタースローネのカードパワーが認知され[光天使テラナイト]や[AF光天使先史遺産]などのセプスロ出張も多く見かけるようになりました。

シャドールの流行によりエクストラに依存しないデッキはそれだけでメリットとなり、邪帝ガイウスや虚無魔神といったカードの再評価もありました。後に煉獄の虚夢やユニコールの影霊衣などEXメタカードは多く出ていますが、それらの礎となった影依融合は偉大なカードですね。

シャドールが環境を支配する中、かの征竜は青眼の力を取り込み[青眼征竜]としてトップメタからは陥落するもののまだ力を保っており、シャドールのメタとしてヴェルズが復権するもセプスロの前に屈し、[光天使ヴェルズ]というデッキもあったとか。また光天使の影に隠れていたもののワールドプレミアHC2種もかなりぶっ飛んだ性能をしており[HCテラナイト]など細々と活躍をしていました。この時はハルベルトの性能にかなりフォーカスされており、サウザンドブレードはおまけ扱いでしたが約1年後に開花しますがそれはまた別のお話…

③コレクターズパック 伝説の決闘者編発売

このパックも9期を感じさせるパワカが勢ぞろいしており中でもマスマティシャン、クリバンデッド、ソウルチャージの3枚はトップメタのシャドールを更に強化しました。また神智をノーリスクで処理できる実質七つ道具の上位互換ギャクタンや、高い除去性能と防御力を持つハンド2種は様々なデッキのサイドボード、もしくはメインから採用されることになりました。ハンド2種の与えた影響はシャドールにも大きく、一部メタカード(ソウルドレインやマクロコスモス等)は纏めて影響を食うものの、暗闇ミラーが流行っていた当時環境において割りながら盤面に脅威を残せるカードとして高く評価され、更にシャドールはミドラーシュの耐性によりあまりハンドが効果的でない事からシャドール一強化は更に加速していきます。このエキスパンションは後に再評価されたカードも多く、カーボネドンや神縛りの塚、そしてスチームは禁止カードにまでなりました。DUEAと並び高い汎用性のノーマル字レアが多く光り物も優秀だったので剥くのが楽しかったです。よく品切れになってた気も…

④次回について&あと語り

次回からはヒーローストラク〜NECH辺りを書こうと思います。ちなみに私はこの時代テラナイトと電池メンを使っていたような気もしますがあまり覚えていません。唯一公認大会で優勝した記憶があるのがコアキメイルなのですが改めて思うとなんでこんなデッキ使ってたのかなあ…と疑問符が浮かびました。今思うとシャドール使っておけばよかったな。9期の辺りから打倒トップメタを掲げてローグデッキを沢山量産しましたが単純に9期のカードパワーが高く自由度の高い環境なんだと思っています。9期は激動の時代であり、メタは目まぐるしく変わっていきますが一番好きな環境でした。暗黒みたいな環境も4回くらいあった気もするけど。それではまた次回お会いしましょう。